残業学
残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか? (光文社新書)
- 作者: 中原淳,パーソル総合研究所
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2018/12/12
- メディア: 新書
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▷長時間労働には2つのリスク
・「健康リスク」・「学びのリスク」
▷日本で残業文化が根付いた背景
⇒日本の職場における「時間の無限性」と「仕事の無限性」
▷長時間労働に「幸福感」を抱き残業を続けてしまう
=「残業麻痺」
⇐2つの要因
▷「組織の要因」・「キャリアの要因」
▷大人の学びには、(1)少し難しい仕事への背伸び、(2)過去の行動の振り返り、(3)信頼できる他者からの
フィードバックという「3つの原理」が必要とされる
▷残業は「集中」し、「感染」し、「遺伝」する
▷仕事は、仕事のできる人に集中する
▷残業への影響度が一番高い要因は「周りの人がまだ働いていると帰りにくい雰囲気」
▷長時間労働の雇用慣行は、前の世代の上司から現在の部下へと受け継がれていく
⇒残業は個人の能力不足が原因ではなく、職場雰囲気や人間関係の中で生まれている
▷企業の残業削減施策の失敗理由
▷1「施策のコピペ」の落とし穴 2「鶴の一声」の落とし穴 3「御触書モデル」の落とし穴
▷施策の効果は、導入後1カ月で最も薄まり、その後上昇することがわかっている。
この「1カ月」の谷を越えて施策を継続させることが重要